山中教授のマニフェスト(OELキャンペーン 591)

2014・9・22(月) 兵庫県立大学創立十周年を祝う

兵庫県立大学は平成16年4月に神戸商科大学、姫路工業大学、兵庫県立看護大学が統合して開学、本年十周年を迎える。

県立神戸高等商業学校を前身とする神戸商科大学の開学昭和4年から85年、また筆者が学長を務めた姫路工業大学は昭和19年開学の兵庫県立高等工業学校が前身で今年70周年を迎える。

この間書写の工学部、播磨科学公園都市の理学部、姫路新在家の環境人間学部及び各大学院が設立された。その後色々曲折はあったが三大学が合併し、今日の兵庫県立大学に発展した。

その昔姫路市長戸谷松司氏は大の姫路工大ファンで色々ご協力を頂いたが、姫路の名称が消えることに大反対であった。神戸商科大学も歴史があり、かならずしも新大学統合に前向きではなかった。それでも時代の流れは合併へと進行したのである。

公立大学法人兵庫県立大学の理事長兼学長の清原正義教授より創立十周年記念行事の案内を頂いた。平成26年11月24日神戸ポートピアホテルで開催になる。また姫路工業大学創立70 周年記念祝賀会を平成26年11月1日書写紀念館と灘菊酒造西蔵で開催する旨の案内状が工学部長の山崎 徹教授から送られてきた。

筆者は平成2年から6年まで姫路工業大学の学長を務めたので、これらの知らせを受けるとやはり懐旧の念しきりである。年配になると昔のことが大変懐かしく思い出されるものだ。足掛け6年間、(財)レーザー技術総合研究所々長の役目と二足の草鞋を履いたのだが、とても貴重な体験であった。この間阪神淡路大震災も発生し、大変な時期であった。

当初は理学部、工学部、教養部の協力体制作りに力を集中し、地域をつなぐテレビ会議を設け、月刊HIT SPring Newsを発行した。ついで高度産業科学技術研究所の設立、付属高校の開設、環境人間学部の準備につとめた。

丁度在任中姫工大創立五十周年を迎え、記念事業として五十年史を刊行し、書写紀念館を設置した。震災復興と重なり大変苦労したが募金も集まり、阪大東 孝光教授の設計により立派に完成した。姫路工業大学後援財団も文部省から認可をとった。

これらの大学の新しい構想に関しては学外の有識者による賢人会議を設け、色々の知見を集積した。学内でも評議会、教授会が十二分に機能し、将来計画委員会をはじめ多くの組織が有機的に運営され、姫路工業大学の一大構想は実現していった。若手教授からなる学長ワーキンググループも新しい考えを立案して大きな推進力となった。

これ偏に姫路工業大学を重厚な存在に仕上げようという構成員全体の意志が結集出来た成果であった。また同窓会姫路工業倶楽部や姫路地域の諸団体の協力も大きな力となり、今日の兵庫県立大学に展開する体制が整ったのである。

兵庫県立大学創立十周年を大いに祝いたいものだ。
それでも姫路工業大学への思いは一入である。

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山中 千代衛