山中教授のマニフェスト(OELキャンペーン 594)

2014・10・14(火) 未熟

日本民族は島国育ちで直接外敵と境を接して生活した経験がない。当然人格形成にきわめて特異な影響を受けている。人を信じ、人は天性善だという認識が強いのである。ところが地上の国境線一本でもって外国と接する大陸の国々は人との交流が得意であるが、いつ敵国の侵略が始まるか予知出来ない環境にあった。従って人との付き合い方が自然と身につき、対人関係では成熟している。

統計によると新聞の内容を信用する度合いはその傾向を明らかに示している。英国で新聞の内容を信じる人は15%という。中国でさえ50%位である。ところが日本は80%に達するのだ。巷間「新聞に出ていましたナ」という会話はそれを事実と肯定することを意味している。ことほど左様に日本人はお人好しで、社会対応にうぶで未熟なのである。

本来これは長所と認定すべき事柄であるが、国際社会はそんなに甘くない。国益などどうでもいい。自らの主張を物事の規範に据えた日本のマスコミ程始末の悪い未熟ものは外国に例を見ない。

慰安婦と産業挺身隊と混同してしまう新聞記者は全くもって勉強不足である。その基盤には人として未熟そのものが露呈している。時流にながされ、さらにそれを拡大誇張する魂胆はまことに哀れである。

戦時中は大いに戦意高揚に明け暮れ、自らの立場を見失い、戦後は忽ち占領軍の意向に従属して日本の欠点をあげつらい得々としていた。

少しは恥を知れと言いたいところだが、現在に至って慰安婦強制徴用のデマを世界に発信し、政府まで混迷におとすのに力を発揮した。福島第一原子力発電所の所員が事故とともに持ち場をはなれ逃亡したと報じるのはいかなる心境か、まさに未熟の一語に尽きるのである。

新聞記事はまず疑ってかかる位の成熟さが求められる。

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山中 千代衛