山中教授のマニフェスト(OELキャンペーン 608)

2015・1・26(月) 二大政党の実現は夢か

2014年暮れの総選挙はアベノミクスをかかげる自民党の大勝利となり、野党第一党民主党の党首海江田万里は落選する始末である。

かつて2006年辣腕小沢一郎を代表に迎え、2009年には第45回衆議院選挙で圧勝し鳩山由紀夫が首相となったが、普天間基地の県外移転をめぐり、また母親からの政治資金供与が問題となり辞任、菅 直人が首相、2010年9月14日の東日本大震災での福島第一原子力発電所大事故への対応がまずく、2012年8月野田佳彦が首相に交代。尖閣諸島の国有化をはじめ対中国政策に失敗し、2012年12月第46回衆議院選挙で敗北。4年間で政権は自民党に戻り、安倍晋三が第二次安倍内閣を組織した。

実際日中関係が急速に悪化したのは、まともな外交が出来ない政党が政権を奪取したためで、長年培ってきた中国とのパイプはズタズタになってしまった。

米国をお手本にするからだろうが二大政党の政治システムへの憧れは強いものがある。ただ、わが国では職業として政治家の人気は低く、優秀な人材が集まりにくい。その反面1000万円の政務活動費を私物化してテレビで大泣きする県会議員が出たり、家業として議員に立候補する例が日常化している。

したがって二大政党に分かれて、ハイレベルの政策論争が出来るような人材は限られてしまう。このように考えれば希少な人材を分別するより一つにまとめ、まともな政策と外交が可能な党をつくる方が国民のためになるとも考えられる。

政権を交代させるだけで政治がよくなることはない。重要なのは実力のある政党が国民の生活を向上させる現実である。

わが国では選択には熱心だが、その後の努力に乏しい。大学の選択、会社の選択などでもいい処へ入ろうと奮闘するが、選んだ後の行動こそが大切である。

政治についても選んだ後の育成と監視が重要である。政権を運営できる野党でなく、何でも反対の抵抗野党では何の役にもたたない。

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山中 千代衛