山中教授のマニフェスト(OELキャンペーン 613)

2015・3・2(月) 生兵法大怪我の元

年と共に体力がおちてくるのは避けられない。最近はあまりに運動もしないので、心を入れかえるつもりで、去る2月1日スクワットを30回やってみた。これ位の運動はかつて全く何ともなかったのに、忽ち筋肉痛が出て一週間たつと左足がはれて紫灰色になってきた。

さてはエコノミー症候群の静脈血栓症かと勘違い。そこで日頃用いているワルファリンを倍量5錠飲んで見た。これがとんでもない素人考えで、益々はれが激しくなり、全く歩行出来なくなった。家内が心配して2月8日(日)芦屋病院に電話したら「すぐ来い」と救急医から言われ病院に行ったところ、「入院せよ」という。

早速点滴が始まったが一向に変化はない。翌月曜日になって主治医の伊阪大二先生が診て下さり、原因を色々検討して頂いたが、結局毛細血管が破れ内出血ではないかと言う次第。こうなると血液をサラサラにするワルファリンは悪物となる。血小板が減少し貧血がある。早速ビタミンKと抗生剤の点滴でワルファリンを無効にし、血流管理は再出発ということになった。

看護師からは「医学の常識がない人が勝手に薬を使うと大事になる」と警告される始末である。当初の3、4日は覚悟して寝ていたが、狭いベッドでじっとしていると腰痛が出てくる。1週間たつと家へ帰りたくなるのだが、足のハレは一向に引かない。

室から外を見ると公園で子供達が滑り台を活発にすべっている。朝昼晩と病院食を食べ、日に3度の検温、血圧検査しかやることがない。元々心臓にはその昔シシリー島のエリチェで発見した不整脈がある。

かつて阪神大震災のあと、突然ネフローゼになり阪大に6ヶ月入院した経験があり、これは平成10年には寛解したのだが、年と共にその影響が出はじめたのかもしれない。2週間入院したがあまり顕著な改善は見なかった。まさに日にち薬という感じである。

2月23日月曜日主治医にお願いして退院した。現状は杖をついてゆっくりゆっくりなら歩ける状態である。外出は難しい。全く困ったものである。知ったかぶりの生兵法は禁物だ。

京都大徳寺大仙院住職尾関宗園師の言うところの

「五十や六十 花なら蕾、七十 八十は 働きざかり。

 九十になって 迎えがきたら、百迄待てと 追い返せ」

が「健康十則」と共に机の横に張ってある。

まだまだやることが山程ある。

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山中 千代衛