山中教授のマニフェスト(OELキャンペーン 618)

2015・4・5(月) 四月雑感

書斎の窓から西を見ると、胡桃の枝が一面に広がっている。二月はまるで枯枝のように突き出ていたのが、四月になると一斉に枝先に笠のような若葉が顔を出し、その下に雄花の房が10cm位垂れ下がってきた。やがて一面に葉が出て、この房は30cmにもなり、胡桃のまるい実が出来てくるのだ。

門前の楢の木は四月になり針のように新芽が枝先に出たかと思うと、たった5~6日で若葉に変わり次第に枝先を覆うようになってきた。

芦屋川沿いの桜は今を盛りと満開の花をつけて行楽客を楽しませているが、二階の窓から見ているとかつての大満開という勢いはない。樹齢が60年にもなると幹は相当太いが中に空洞が出来、若木の元気さは見られない。

春爛漫とはいえ、それぞれ事情が異なっている。しかし冬ごもりから一転して春の陽光の下、毎年どっとばかり花や若葉を生み出す力はまこと自然の摂理とは言え、感銘を引き出す情景である。自然の息吹は新鮮そのものだ。

「少年老い易く学なり難し
 一寸の光陰軽んず不可
 未ださめず池塘春草の夢
 階前の梧葉已に秋声」
 

これも自然の摂理であると実感させられている。 

春日悠々とはいかないのが今の心境である。
何とか春風に身をまかせる自然流になりたいものだ。

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山中 千代衛