山中教授のマニフェスト(OELキャンペーン 620)

2015・4・20(月) 夢と努力力行と天の時

大学に入学してきた新入生にアンケートして「なぜ本学に志望したか」と聞いてみると、多数の学生が「親が勧めたから」と答える。

これでは入学の覚悟の程が見えて、残念としか言いようがない。普段から新聞を読み、本を読み、じっくり物事を考えるという習慣が大切である。

わが国も戦後70年、成熟の過程に入り、努力もほどほど、人生もほどほどでよしとする風潮が学生に出てきた。アジアの新興国の学生とはまず根本的に貪欲さが違うのである。仏教では三毒、十悪の一つとしているが、人生でひたむきな努力が欠けると碌なことはない。

筆者の経験からしても人生は天の時を見出す戦である。人生でチャンスは度々来るものでないから、やみくもに頑張るのではなく、チャンスが来た時に自分を生かすために日頃の努力が必要なのである。

色々の学生を見ていると、ある程度成果を出すと伸びなくなる人達がいる。自己満足に陥ると顕著に成長が止まるのだ。

Boys be ambitious! は自然の叫びである。成熟国では人々は夢を見なくなってくる。そこそこの暮らしが可能となるためだ。それでも大きな夢を画いて一心不乱に努力すれば、天の時が分かる。この時ここぞとばかりに挑みかかることが可能となるのである。

「幸運の前髪をつかめ」とよく言われる。日頃から夢を抱いて努力を続けてこそ、前髪をつかむことが出来るのだ。

「天の時を知り、人事を尽くせ」は筆者のモットーであるが、その前提条件は夢を描いてワクワクしながら生きて行くことである。

「天の時を知る」には日頃の努力力行が不可欠なのだ。夢なくして棚から牡丹餅などあり得ない。

夢への努力こそ天の時を知る能力を身につけさせる唯一の鍵である。

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山中 千代衛