山中教授のマニフェスト(OELキャンペーン 638)

2015・8・31(月)創造と模倣コピペの時代

ジャーナリズムはまこと風の随に全くどの方向に吹くか不安定極まりない。要するに無責任なのだ。

かつて女子のお手本と新聞で讃えられた小保方さんがSTAP細胞で味噌をつけると、これでもかこれでもかと懲罰のむちがとんでくる。とうとう早稲田大学の博士論文まで掘り出してコピペで作られたことになり、理研は審査料の変換を求めるという始末である。

どうも戦後教育が誇りを植え付けず、自虐を旨としたためか、かつての矜持や自負心が若者に無となったのはまことに残念である。

そしてまたまた2020年東京五輪公式エンブレムをめぐるコピー疑義が一向に収束しそうにない。7月下旬、公式エンブレムのデザインがベルギーのある劇場のロゴに似ているとネットで話題になった。

デザイナーの佐野研二氏は当然疑惑を完全否定した。世間もたまたま似たデザインになったと大人の受け止め方であった。ベルギーのデザイナーはIOCを相手取り地元の裁判所にエンブレムの使用差し止めを提訴してきた。

ところが佐野氏はサントリービールの賞品トートバッグのデザインの一部にコピペがあったと謝罪している。このためエンブレムをめぐる状況は一挙に不透明になってしまった。

おそらくデザインが似ているのか、似ていないのか、盗用があったのか、なかったのかは別にして、世間に不信感をもたれた以上この一件はもう救いようがないのである。

もう少し日本人は自信をもってコピペに頼らず自らの頭で独創性を発揮してもらいたいものだ。

それにつけても戦後教育は全くよくなかった。日本の歴史、日本の伝統、日本の民族性を若者にちゃんと伝えなければ初中等教育は落第である。

一言付言。親を大事にするかとのアンケートで日、米、韓、中国の中、日本が最低なのである。米国よりも低い。親を大切にしない国に成り下がったのは偏に若者への教育の間違いである。

文部科学省はこれこそ自覚すべき第一歩だ。文部と科学は別の方がいい。

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山中 千代衛