山中教授のマニフェスト(OELキャンペーン 661)

2016・2・8(月)如月(きさらぎ)

1月はいぬ。2月は逃げる。3月はさる。

冬の3ヶ月は日照時間が短いのでどうしても早い感覚で過ぎ去るようである。とくに2月のきさらぎは寒くて着物を重ねるという意味がある。

しかし2月は大学をはじめ社会にとって4月からの計画の準備に万全を期待されるときである。大学入試もそう。卒業式への準備、新学期への人員の入れ替えなど、氷の下で色々大切な動きがある月である。

一年の月の中で一番短く扱われている。「早く来い。春よ来い。」の願いの現れであろうか。

2月で最もいやな思い出は2・26事件である。昭和11年2月日本陸軍皇道派の青年将校ら近衛兵1500人が「昭和維新」を目指してクーデターをおこした。官邸を攻撃し、大臣要人を暗殺し、天皇の賛意を求めようとしたが、とてもとても。

数日間ゆれにゆれた陸軍は3日目に陛下の「自ら征伐する」との御意の下、「今からでも遅くはない、原隊へ返れ」と命令しやっとクーデターは終結した。

中心の人物は自殺し、他は裁判にかけられ、銃殺刑になった大変な事変であった。それでもマスコミはこれに賛同するような反対するような奇妙な対応に終始した。

昭和7年海軍の若手がおこした5・15事件もあり、次第に政権が軍部独裁の空気に流されていったのは、まことに日本国の未熟な政治体制を示している。

あらゆる所で自ら責任を取る指導者が不在。いわゆる中空的権力構造の政治がなせる業である。この意味からも2月はおそろしい月と言うことが出来る。

日本にはあらゆる所にリーダーがいない。何故だろう。

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山中 千代衛